「ミライバライは現金化できない?」
「ミライバライを現金化する方法は?」
後払い決済サービス「ミライバライ」の現金化について、こんな疑問を持っている方も多いはずです。
ミライバライは、「現金化には向かない」と言われる後払い決済サービスですが、いくつかの方法で現金化できます。
そこで今回は、ミライバライを現金化する方法や適さないと言われる理由などをお伝えします。
ミライバライ以外の「後払い現金化に向いている決済サービス・アプリ」についても触れますので、後払いで現金を作りたい人は、ぜひ最後までご覧になってください。
ミライバライの後払いが現金化に適さない3つの理由
ミライバライとは、加盟店でのお買い物代金を最大14日後までの後払いにできる決済サービスです。
クレジットカードがなくても後払いでショッピングを楽しめるため、すぐ動かせる現金がないときはもちろん、初めて使うネットショップなど「先払いで購入するのはなんとなく不安」と感じるときにも活用できます。
しかし残念ながら、ミライバライは“支払いを先延ばしにしながら今すぐに現金を作る”、いわゆる「後払い現金化」にはあまり適さない決済サービスなのです。
ここではまず、なぜ後払い決済サービスであるミライバライが現金化に向かないのか、その主な理由を3つピックアップしてご紹介します。
使えるお店が少ない。Amazonギフト券も購入不可
ミライバライはサービスを導入しているネットショップで利用できますが、加盟店の数はまだまだ少ないのが現状です。
2024年現在、ミライバライが使えるのは大手紳士服メーカーである「洋服の青山」や、海外コスメなどを取り扱う「ベティーズビューティー」、高機能浄水器を販売する「Welvina」など一部のショップに限られています。
残念ながら、Amazonや楽天など換金性の高い商品を幅広く取り扱う大手ECサイトで、ミライバライを決済方法として選べるところはまだ存在していません。
そのため、もっとも一般的な後払い現金化手段とも言える「Amazonギフト券等の金券を後払いで購入し、現金で売却する」というやり方を使うことができないのです。
金券が購入できない以上、ミライバライの現金化は「対応しているショップの商品を購入し、自力で転売する」方法で行うことになりますが、そのためには紳士服やコスメなどの中から“より高く売れる商品”を見極める知識を集めたり、ネットオークションやフリマアプリで自ら売却したりする手間が発生してしまいます。
買取専門店も多く、高換金率が期待できるAmazonギフト券等の金券を購入できる後払い決済サービスは他に多数ありますので、わざわざ現金化しにくいミライバライを選ぶ必要はないと言えるでしょう。
利用限度額が低めで、利用の度に審査もある
多くのショップでは、ミライバライの利用限度額は5万5,000円(税込)までと案内されています。
限度額の判断はミライバライ側が行うためショップによって金額が多少前後する可能性はあるものの、いずれにせよあまり高額な買い物には利用できないのが現状です。
そして利用可否の審査は申し込みの度に行われるので、利用実績や信用情報の内容によっては利用限度額がさらに低く設定されたり、審査落ちして利用そのものを拒否されたりする恐れもあります。
お金が借りられない状況でも現金化でまとまった即金を用意したい人にとっては、正直使いにくいと感じるポイントが多いのではないでしょうか。
現金化を推奨していない
ミライバライは公式サイト上で、「後払い現金化」について以下のような注意喚起を行っています。
「後払いの現金化」の誘いにご注意ください。
「後払いの現金化」を案内するインターネット上の広告・サイトが多く見かけられます。
そのような広告・サイトの中で後払い事業者の利用を促すような表現等がございますが、当社は一切関与しておらず、業務提携等も行っておりません。
後払いの「現金化」により、詐欺やお支払いが困難に陥る等、トラブルの原因となる事がございますのでご利用になりませんようお願い申し上げます。
引用元:ミライバライ「「後払いの現金化」の誘いにご注意ください。」
ミライバライの利用規約上で現金化が禁止されているわけではないものの、このように非推奨であることははっきりと示されているため、バレればその後の利用審査などへ悪影響があるかもしれません。
そしてミライバライを使った現金化において何らかのトラブルが発生した際にも、本来想定している使い方とは異なるという理由で、サービス提供元からのサポートなどは期待できない可能性が高いと考えられます。
そもそも現金化を許容している決済サービスは実際のところほぼ存在しませんが、ミライバライはその中でも「わざわざ注意喚起を行うほど現金化を警戒しているサービス」のひとつです。
複数ある後払い決済サービスの中から、あえてミライバライを選ぶ理由はないと言えるでしょう。
Kyash、B/43でミライバライの後払い現金化が可能に
実はミライバライは、加盟店における後払い決済に加えて、「Kyash」および「B/43」という2つの決済アプリへ後払いチャージのサービスも提供しています。
「Kyash」「B/43」は、いずれも事前にチャージした残高をクレジットカードの代わりにして買い物へと利用できる“プリペイド式の決済アプリ”のことです。
本来はATMなどで入金してからでないと決済へは使えませんが、ミライバライが提供する後払いチャージを使うと、支払いは先延ばしにしながらすぐに残高を増やすことができるのです。
そしてこの2つの決済アプリを利用すれば、以下の方法での現金化が可能になります。
Amazonギフト券を購入して売却
ミライバライで後払いチャージできる「Kyash」「B/43」は、Visaに加盟しているオンラインショップでクレジットカードのように支払いに利用できます。
Amazonでアマギフの購入もできるため、「Amazonギフト券を購入・転売する」という方法で、実質「ミライバライの後払い現金化」ができるのです。
「Kyash」「B/43」で購入したAmazonギフト券は、買取専門サイトを利用すれば、最短即日で現金化できます。
Amazonギフト券を交換金率で現金化できる買取専門サイトについては、次の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
Amazonギフト券買取業者はどこがいい?アマギフ現金化ランキング
専門業者へ現金化を依頼
ミライバライで後払いチャージした「Kyash」や「B/43」を、手間なく最速で現金に換える方法が現金業者の利用です。
次の現金化業者へスマホから申し込めば、高い換金率で即日現金が実現します。
「Kyash」や「B/43」の具体的な現金化方法は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
ミライバライ以外で現金化できる後払いアプリ
キャッシュレス化の波が広がっている現在、ミライバライ以外にも後払い決済サービスは多く存在しています。
そこでここからは、ミライバライよりも現金化に適したその他の後払い決済サービスを、3つ厳選してご紹介していきましょう。
それぞれの特徴を知り、自分の目的や状況に応じた「使えそうなサービス」を見つける参考にしていただければ幸いです。
Paidyあと払い
Paidyあと払いとは、携帯電話番号とメールアドレスだけで後払いできるサービスのこと。
本人確認を済ませて「Paidyプラス」にアップグレードすれば、Visaに加盟しているオンラインショップでの買い物ができるようになるため、換金率の高いAmazonギフト券を使った現金化にも使えます。
ミライバライと同じく利用するごとに審査があり、さらに最初は利用限度額が低く抑えられていることから、まとまった金額を現金化したい場合には、何度も利用してアカウントを育てておかなくてはいけません。
いくらまで利用できるのかは申請するまでわからないという不便な点も若干ありますが、とにかく手軽に使えるため、「後払いアプリをまず一度試してみたい」という人にはおすすめできる決済サービスです。
ただし現金化は利用規約で禁止されているため、バレないよう注意が必要な点は覚えておいてくださいね。
ウルトラペイ
ウルトラペイは、Visaの加盟店で使えるプリペイド式の決済サービスです。
あらかじめ残高をチャージしておくことでクレジットカードの代わりに買い物へ利用できるものですが、チャージ方法のひとつには「こんど払い by GMO」という後払い決済も用意されています。
利用には審査があるものの、通りさえすれば「後払いで残高をチャージし、Amazonギフト券を購入→それを転売する」という現金化手法が使えるということですね。
ただし、ウルトラペイでこんど払いを使うには、500円の発行手数料を支払って「そとなカード+」を作る必要があります。
カードの発行には2~3週間かかるため、今すぐ現金化したい人にはこの点がデメリットになるかもしれません。
「今すぐ現金化したいわけではないものの、今後利用するかもしれない」と考えている人にはおすすめできるサービスですので、あらかじめ登録とカードの発行を済ませておくのがよいでしょう。
Nudge(ナッジ)
Nudge(ナッジ)とは、2021年にサービスの提供を開始した新しいクレジットカードです。
その最も大きな特長は「返済タイミングを自分で決められる」という点。
支払い確定日の翌月末を過ぎると「未返済の利用金額 × 0.05%」の利息が発生するものの、それさえ払えばいつ返済しても構わないというルールになっています。
つまりナッジでクレカ現金化業者を使ったりアマギフ転売による現金化を実行したりすれば、今すぐまとまった現金を手に入れつつ、その返済は将来の余裕ができたタイミングまで好きなだけ先延ばしにできるのです。
利用限度額は10万円までと低めに設定されているものの、その分申請時の審査は緩めなのも嬉しいポイント。
他のクレジットカードで審査落ちした人でも作れる可能性がありますので、興味のある方は一度申し込みだけでもしてみてはいかがでしょうか。
ミライバライを使うメリット・デメリット
後払い現金化には使いづらいミライバライですが、後払い決済サービスとしては評判の高い点ももちろん存在します。
そこで、ここからはミライバライのサービスそのものについて、現金化を目的としない場合の利用メリット・デメリットを具体的にお伝えしていきましょう。
クレカなしでも後払い決済が使える
【ミライバライを利用するメリット】
- クレジットカードなしで利用できる
- 支払いは請求書が届いてからでOK
- 最大2週間支払いを先延ばしにできる
ミライバライ最大のメリットは、なんといっても後払いするのにクレジットカードが必要ないということです。
クレジットカードを作れない人は現金払いというのがこれまでの常識でしたが、ミライバライならクレカがなくても後払いにできる可能性があります。
請求書到着後、支払期日までは代金の支払いが猶予されるため、届いた商品が自分のイメージと違う場合にはキャンセルして返品することもでき安心。
具体的な支払期日は「請求書が発行された日から2週間後」となっているため、給料日前に買って給料が入ってから支払う、といった使い方もできますよ。
高額な商品の購入には利用できない
【ミライバライを利用する際のデメリット】
- 限度額が低い
- 利用の際に審査が入る
- 支払いが遅れると督促電話がかかってくる
ミライバライはとても便利なサービスですが、利用するたびに審査がある点はマイナスポイントのひとつかもしれません。
審査基準は明確になっておらず、審査に落ちても理由がわからないため的確な改善は不可。
しかも最初は利用限度額が少なく、希望通りの買い物ができない恐れもあるでしょう。
つまりミライバライは、高くても5万円程度までの買い物にしか使えず、しかも審査結果によって必ず使えるとは限らない点がデメリットと言えます。
また、支払いが遅れた場合にはミライバライ側から督促電話がかかってくることも。
これはミライバライに限った話ではないものの、何度もしつこく電話がかかってきて怖いという口コミも見られるため、14日以内に払える保証がないときには使わないという判断をすることも大切です。
ミライバライによる後払い決済の使い方
ミライバライによる決済から代金の支払いまでは、以下の手順で行います。
- ネットショッピングの決済画面で、「後払い決済」を選択
- 後払いの審査結果を確認(数秒~最大24時間程度)
- 商品到着後、別送される請求書を受け取る
- 請求書発行から14日以内に、コンビニ支払いもしくは電子決済(LINE Payなど)で代金を支払う
利用するネットショップによっては請求書が商品に同梱されているケースもありますが、「商品到着後に請求書を使ってコンビニもしくは電子決済で代金を支払う」という流れは変わりません。
コンビニ支払いの場合、セブンイレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップのほか、デイリーヤマザキ、ポプラ、スリーエイト、セイコーマートなども利用可能です。
そして請求書に記載されているバーコードを読み取って行う電子決済には、LINE PayもしくはPayBが利用できます。
決済用に改めてアプリを登録したり、銀行口座を登録したりする必要はないのが嬉しいですね。
なお、ミライバライは分割払いには対応していないため、届いた請求書の代金はすべて一括で支払う必要がある点は覚えておきましょう。
ミライバライに関するよくある疑問
ここでは、特に審査や支払いに関する点を中心に、ミライバライについてよくある次の疑問をQ&A形式でまとめてご紹介します。
ミライバライの審査にかかる時間
ミライバライの審査は即日行われるため、最短5秒~遅くとも24時間以内には完了します。
ネットショップで後払い決済を選択した後、審査の結果(注文が確定したかどうか)がメールで送られてきますので、必ず確認するようにしましょう。
ミライバライの審査に通らない理由
ミライバライの審査基準は開示されておらず、なぜ審査に落ちたかどうかを知る術は残念ながらありません。
ただ、ミライバライの「個人情報保護法などに基づく公表事項」には、取得した個人情報は与信審査の際、加盟している信用情報機関に照会をかけるために利用すると明記されています。
つまり過去にクレカやカードローンの支払いを滞納したことがあったり、その他の後払いサービスでトラブルを起こしたりして信用情報に傷が付いている場合、高い確率で審査落ちすると考えられるでしょう。
また、与信審査では支払能力に関する情報の収集も行われるため、収入がまったくないなど「返済してもらえるかどうか確信が持てない」ケースでも審査には通りにくくなると推測できます。
ミライバライを滞納すると?
ミライバライの利用規約によると、支払い遅延時には税込330円の請求書再発行手数料、および年14.6%の遅延損害金を利用者が負担することとなっています。
そして金銭面以外の点では、ミライバライから督促電話がかかってくる、郵送で督促状が送られてくるなどの処置が行われるでしょう。
滞納が数か月にわたった場合、信用情報機関へ金融事故として情報が記録されたり、裁判などの法的手続きへ移行したりする恐れもあります。
特に督促電話はかなりしつこくかかってくるという口コミもありますので、遅延損害金などによる無駄な出費を抑えるためにも、必ず期日内に支払うよう心がけてください。
ミライバライは何か月滞納するとやばい?
ミライバライでは、当初の支払い期限から2~3か月経過した債権については、弁護士へ回収を委託します。
弁護士から督促状や催告書が届き、それでも支払いを行わなかった場合は債権回収のための裁判へ発展しますから、「万が一期日を過ぎてしまっても、せめて2か月以内には支払うべき」だと考えましょう。
裁判で財産の差し押さえが決定すると、貯金や車、これから支払われる給与などの財産を強制的に没収されるうえ、手続きの過程で会社にもバレてしまうリスクがあります。
「0775003344」や「0570033212」は何の番号?
「0775003344」および「0570033212」はミライバライの電話番号です。
後払い決済の返済が遅延している際、状況確認のために電話がかかってきます。
もし最近ネットショップで後払い決済を利用した覚えがないなら、電話番号と住所を不正に利用した「なりすまし登録」かもしれません。
大きなトラブルへの発展を防ぐためには、滞納の有無に関わらず早めの確認が重要です。
「0775003344」、もしくは「0570033212」からの着信があったら、できる限り速やかに折り返し、用件を確認するようにしてください。
ここ数日ミライバライってところから金払え金払えと身に覚えの無い自動電話がかかりまくってたので、ホームページから問い合わせ番号探し出して聞いてみたらどうも誰か赤の他人があてずっぽで電話番号登録したら偶然僕の携帯番号にヒットしてたらしい。なんてはた迷惑な…
— 小山田海月 (@oymd01) November 19, 2021
まとめ:ミライバライは現金化しにくい後払いサービス
ミライバライは、ネットショップの加盟店で利用できる後払い決済サービスです。
「後払い現金化」のために利用するには、使える店が少なくAmazonギフト券を購入できない点や、利用限度額の低さなどがネックとなり、少々使いにくいのが正直なところ。
しかし一方で、クレカなしで簡単に後払いでき、初めて使うショップでも安心して買い物を楽しめるという点においては、とても便利な決済サービスだと言えるでしょう。
現金化には他の後払いサービスを利用しつつ、通常のお買い物でミライバライも活用する、という形で使い分けるのが、もっとも賢い使い方だと言えるかもしれません。