「支払いだけで給料無くなる!なんで?」「家計がピンチ!どうしよう…」と困り果てていませんか?
家計を改善する上手な方法があるなら、実践してみたいですよね。
そこでこのページでは、支払いだけで給料が無くなる理由5つとお金がない時の解決策、家計を改善する方法を詳しく解説していきます。
「贅沢はしていないのに…」と家計が苦しい理由が分からない人は、ぜひ最後までご覧ください!
支払いだけで給料がなくなってしまう5つの理由とは?
贅沢をしているわけではないのに、支払いだけで給料が無くなってしまうのはなぜなのでしょうか。
考えられる理由としては、次の5つがあります。
それぞれどのような点に問題があるのか解説していきます。
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理由①家賃・住宅ローンが高すぎる
支払いだけで給料が無くなる理由として多いのが、家賃や住宅ローンが高すぎるというものです。
住居費は一般に「収入の30%まで」と言われますが、正確には「手取りの30%」が目安。
また「住居費」は家賃や住宅ローンだけを指すのではなく、次のものも含まれます。
- 共益費
- 修繕費
- 駐車場代
- 固定資産税
これらを合算して30%を超えるようなら、家賃や住宅ローンが家計を大きく圧迫しているということです。
住宅ローンを組む際には、これらも十分に考えた上で返済の計画も立てているはずですが、「以前より収入が減った」「金利が上がった」などの理由で苦しくなっているのかもしれません。
もし家賃が高すぎるなら引っ越す、住宅ローンは借り換えも考慮に入れてみるなど、少しでも削減できる方法がないか探ってみましょう。
理由②保険料が高すぎる
支払いだけで給料が無くなる理由として、保険料が高すぎることも考えられます。
公益社団法人生命保険文化センターの2021年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、日本人の年間払込保険料の平均は37万1千円です。
参考:公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」
つまり月平均で3万円以上かかっているということ。
医療保険も高額療養費制度があり、収入によって決められた一定額以上の医療費は自己負担の必要がありません。
そのため手術をしても実際には10万円程度の支払いに収まることが多いのですが、制度のことを知らずに高額な医療保険に加入している人も多いようです。
特に掛け捨てではなく、貯蓄型の保険の場合は毎月の保険料が割高になってしまいます。
将来のために貯蓄できる面はメリットですが、保険料が今の家計を圧迫してしまっている世帯はとても多いのです。
保険は掛け捨てにして保険料を抑え、貯蓄とは切り離すことを考えるといいかもしれませんね。
理由③スマホ・ネット代を見直していない
スマホやWi-Fiにかかる通信代を見直していないことも、支払いだけで給料が無くなる理由として考えられます。
家族全員持っていたりすると、スマホ料金が家計を圧迫する大きな理由になっている世帯も多いでしょう。
いつもデータが余っている、通話はほとんど使わないのにかけ放題のプランにしているなど、合っていないプランを選んでいませんか?
Wi-Fi料金も、携帯とのセット割でかなりお得になるプランを出しているところがたくさんあります。
乗りかえに違約金がかかる場合は、新しい契約先が負担してくれるキャンペーンなどもあるので、調べてみるといいでしょう。
ついそのまま使い続けてしまいがちなスマホ・ネットですが、何年も見直さないと大きく損をしているかもしれませんよ。
理由④外食が多い
支払いだけで給料が無くなる理由としては、外食が多いことも考えられるでしょう。
「一人暮らしなら外食のほうが安い」と言われることもありますよね。
ただ、ファミレスや大手レストラン、コンビニなど決して高くない場所を想定した試算でも、外食は1カ月で7万円を超えるような金額になってしまいます。
食費として分けてきっちり管理していれば使い過ぎを防げますが、「あまり考えず好きなものばかり買ってしまっている」というような場合は、食費が家計を大きく圧迫してしまいます。
「自炊はハードルが高い!」という人でも、ご飯かおかずのどちらかを自分で作ってみる位なら出来そうではありませんか?
少しずつ「全て買う」状態を見直すだけでも、大幅に節約できるかもしれませんよ。
理由⑤分割払いやリボ払いを多用している
支払いだけで給料が無くなる理由として、分割払いやリボ払いを多用していることも挙げられます。
分割払いやリボ払いは、金額の大きな買い物をした時に返済時の負担を分散させることができる方法です。
ただし、手数料として年率15%程度が加算されます。
たとえば合計3万円の買い物を月額1万円のリボ払いにした場合、支払い総額は約3万700円なってしまいます。
リボ払いは同じ金額を支払えばいいので手数料を気にせず使い続けてしまいがちですが、完済まで時間がかかるため金利の総額が大きくなりがち。
分割やリボ払いは便利なのですが、一括で支払えるものまで利用してしまっていないか、一度見直してみるといいでしょう。
【家計がピンチ!】お金がない時の解決策
「支払いだけで給料無くなる!」「家計がピンチ!」そんな時に使える、すぐにお金を用意できる解決策をご紹介します。
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.クレジットカードを現金化する
家計のピンチを救ってくれる方法として、クレジットカードの現金化があります。
これはクレジットカードのショッピング枠を、業者を通して現金に換える方法です。
一般的には次のような手順となります。
- クレジットカード現金化業者のサイトで必要な情報を記入して申し込み
- 業者からの電話で金額を決定
- 指定された商品をクレジットカード決済で購入
- 自分の口座に手数料を引いた金額が振り込まれる
クレジットカード現金化の流れは通常のショッピングとほぼ同じなので、カード会社に利用がバレる心配がありません。
また、最短で申し込んだその日に振り込まれるので、今すぐお金が必要という時にも利用できます。
ただし、換金率は90%程度なのでショッピング枠を10万円使っても手に入れるのは9万円程。
カード会社への支払いが難しくなる恐れもあるので、安易に利用せず返済計画をしっかり立てるようにしましょう。
2.キャリア決済現金化を利用する
家計がピンチなら、キャリア決済を現金化するという方法もあります。
docomo・au・SoftBankのキャリア決済で買った商品を買い取ってもらう方法です。
手順を見てみましょう。
- 各携帯会社のショッピングサイトでiTunesカード、Amazonギフト券などを購入
- ギフト券の買取業者のサイトに情報を記入して申し込む
- 手数料を引いた金額が口座に振り込まれる
各ギフト券の買取価格は業者によって異なりますが、初回の利用で90%程度のところが多くなっています。
換金率は変動しますので、信用できそうなサイトの中で少しでも高いところを利用したいですね。
ただし、スマホ料金も一緒に支払うため、滞納すると携帯電話が使えなくなってしまう恐れがあります。
とても簡単に手続きできるので、つい金額が大きくなってしまいがちですが返済できる範囲内での利用にとどめましょう。
3.カードローン・キャッシングを利用する
カードローンやキャッシングの利用も家計のピンチを乗り切る方法の一つです。
カードローンは銀行やカード会社が提供している個人向けの融資サービスで、契約した範囲内なら無担保で借り入れができます。
ATMで現金を引き出せるので、いざという時に利用できるのが強みです。
キャッシングは、クレジットカードにキャッシング枠を設定しておくことで、限度額までの借り入れが可能です。
ただし、ショッピング枠と違って一括払いで返済しても金利が発生します。
また、キャッシング枠はショッピング枠の中に含まれており、キャッシングを利用しすぎると通常のショッピングが出来なくなる恐れもあるため注意しましょう。
一般的にカードローンのほうがキャッシングより借入限度額が高く、金利が低く設定されています。大きな額を借りたい時や、ショッピング枠を圧迫したくない時には、カードローンを優先的に利用することも検討してください。
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4.持っているものを売る
家計がピンチなら、持っているものを売ることも考えましょう。
現金化などは結果的に返済が必要になりますが、不要なものを売ればマイナスが膨らむことはありませんよね。
フリマアプリや買取業者を利用すれば、意外と高値で売れるかもしれませんよ。
比較的高値が付きやすいのは、次のようなものです。
- 本・絵本・マンガ
- CD・DVD・ブルーレイ
- ゲーム機・ゲームソフト
- ブランド品
- 家具・家電
売れやすく、より高値が付きやすくするには、出品用の写真を撮ったり買取店に持ち込んだりする前に、できる限りキレイな状態にしておくことが重要です。
特にフリマアプリでは写真が売れ行きに大きく影響します。
ただし、写真を加工する、キズ・汚れを写さないといった行為はトラブルの元になるので、状態がしっかり分かる写真を撮影しましょう。
ブランド品は袋や箱、保証書をセットにすると高値で売れやすいですよ。
5.職場の人にお金を借りる
職場の人にお金を借りるのも「どうしてもお金がない!」という時には使える方法です。
職場の人なら「毎日顔を合わせるのに関係を悪くするわけにいかない」という気持ちを分かってくれて「必ず返してくれるだろう」と信用してもらえるでしょう。
無利息で貸してもらえる可能性もあります。
さらに、あなたがお金に苦しんでいることが分かると、付き合いでの飲みなどを断りやすくフォローしてくれるかもしれません。
お金を貸す余裕がある人なら、お金のやりくりについて相談してみると良いアドバイスをくれることもあるでしょう。
ただし、返済が遅れるとあなた自身の職場での信用が失墜してしまうことになりかねません。
借用書をしっかり作って、いつ返すのか明確にした上で返済が滞らない範囲で貸してもらうようにしましょう。
今後の家計を改善する方法を6STEPで紹介!
一時的にピンチを乗り切ったとしても、支払いだけで給料が無くなる状態を脱しないといつまでも苦しい状態は続きますよね。
そこで、6STEPで今後の家計を改善する方法を紹介していきます。
詳しく解説します。
STEP1.まずは収入(手取り)と支出を正確に把握する
支払いだけで給料が無くなる状況を脱するために、まずは収入と支出を正確に把握することから始めましょう。
いくら入ってくるのか、何にどれだけ使っているのかを知ることは家計を維持する上でとても重要です。
世帯の手取り額と支出の詳細を調べることで、何が家計を圧迫しているのか見えてきます。
しばらくレシートをチェックしてカード払いの内容を確認し、支出が増えてしまう原因も探ってみるといいですね。
今はアプリで簡単に家計を管理できるものもあるので、面倒でも最低1カ月続けてみてバランスが崩れているポイントを見つけてみましょう。
STEP2.毎月の予算を立てる
家計の全貌が見えてきたら、今後はどのような内訳でお金を使って行けばバランスが取れるのか、予算を立てていきましょう。
その際に大切なのは、冠婚葬祭などイレギュラーな支出に備えて、「予備費」として一定額を予算に入れておくことです。
こうした急な出費は普段は考えていないものですが、交通費や宿泊費などがかかるとかなり高額となり、家計のピンチを招く原因となってしまいますよね。
こうして予算を組んでみても、この時点では現在の支出ベースで計画を立てているので、かなり苦しい家計になってしまうかもしれませんね。
だからといって「これくらいで大丈夫だろう」と低めに見積もることはせず、正直に予算を立てておきましょう。
STEP3.削減できる固定費はないか見直す
予算を立てることができたら、削減できる固定費はないか見直していきましょう。
特に携帯料金は見直すことでかなり削減できる場合があります。
格安SIMなら月額3,000円も出せばデータ通信量無制限で使えるものも出てきています。
中には月額基本料無料で使いたい分だけ選んで購入するタイプもありますよね。
スマホ料金が「月8千円×人数分」という4人家族が、全員格安SIMで月3,000円のプランに変えた場合、1カ月で2万円も料金を削減可能です。
キャリアを変えるのが嫌でも、プランを見直すだけでかなり料金を抑えられる場合も多いですよ。
また、サブスク代などで何となく続けてしまっているものはないか、使わないカードの年会費を払い続けていないかなど、細かく見直してみましょう。
STEP4.実行可能な節約方法を家族で相談する
続いて、実行可能な節約方法を家族で相談してみてください。
「節約」というと、つい無理をしてストレスを溜めた結果、我慢できなくてやめてしまいがちなもの。
そのため「実行可能」で「続けられる」節約方法を見つけていくことが大切です。
いくつか例を挙げてみましょう。
- お昼ご飯におにぎりを作って持って行く
- エアコンの設定温度を冷房28℃以上、暖房20℃以下にする
- 除湿・加湿器・扇風機を併用して快適になるよう工夫する
- 電化製品は主電源を切る、コードを抜く
- シャワーを出しっぱなしにしない
- 買い物に行く前にリストを作って余計なものを買わない
ずっと我慢するのはしんどいので、頑張った自分たちへのご褒美としてたまには贅沢をすると、モチベーションを保てるのでおすすめです。
STEP5.収入を増やす方法を探す
支出を減らすだけでは限界があるので、収入を増やす方法も探していきましょう。
副業ではフードデリバリーやアフィリエイト、動画編集やイラスト販売などが人気です。
趣味の延長のような感じでムリなくできるものを選ぶと、続けやすくていいですね。
投資などにはつい手を出したくなりますが、マイナスになる可能性があるものはやめておきましょう。
資格取得や試験を受けて給料アップを目指すのもいいですね。
勉強のための時間や費用もかかってしまいますが、大幅な収入増につながるかもしれませんよ。
アンケートに答えるなどスマホを開いたついでにできることで、ポイ活するのもおすすめです。
ネットで買い物をする際にはポイントの還元率まで計算して、オトクに利用することでより貯まりやすくなります。
できることを組み合わせて、収入アップを実現させてください!
STEP6.ボーナスや臨時収入は原則貯蓄へ
ここまでの5STEPで目指すのは、毎月の収支で黒字をキープすることです。
ボーナスや臨時収入は、ローンでボーナス払いに設定している金額以外は全て貯蓄に回すようにしましょう。
ボーナスは会社の経営状態によってはゼロになる可能性も十分にありますよね。
そのため、家計のマイナス分を何とかボーナスで支払うようなギリギリのやりくりはNG。
本来は、ローンもボーナス払いは極力避けたいところです。
いきなりここまで実現するのは難しいですが、家計の改善がSTEP5まで進んだら、またSTEP1に戻ってみましょう。
収支を把握、予算を立て直して削減できる固定費をまた探してみる…というサイクルを続けていくと、また「これも減らせる」というものが見えてくるものです。
地道に続けて、ボーナスや臨時収入をまるまる貯金できるところを目指しましょう!
まとめ:支払い過多は家計の見直し&収入アップで解決!
このページでは、「支払いだけで給料無くなる!」と困っている人がその状態に陥ってしまう理由、改善する方法やお金がない時の解決策をお伝えしました。
支払いだけで給料が無くなってしまうのは、住居費・保険料・スマホ代などが高すぎる、外食が多いなどいろいろな理由が考えられます。
まず収支を正確に把握して、固定費を削る、無理のない範囲で節約するなど家計を改善していきましょう。
とりあえず「お金がない」という時は、クレジットカードの現金化などを上手に使って乗り切ってくださいね。