今すぐ現金が必要だけど、クレジットカードなど金策に利用できそうな手段も持っていない…。
そんなときは、最大10万円まで後払いにできる可能性のある電子マネー「ファミペイ(FamiPay)」が使えるかもしれません。
ここではファミペイを使って無理のない後払い現金化を実現する方法と、合わせて知っておきたい注意点について詳しくご紹介します。
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ファミペイを使った後払い現金化手順
そもそもファミペイ(FamiPay)とは、コンビニ大手のファミリーマートが提供する電子マネーアプリです。
元々は現金やクレジットカードで事前に残高をチャージしておかなければ決済には使えなかったのですが、2021年9月に後払いチャージ手段「ファミペイ翌月払い」が導入され、後払い現金化の手段として一気に注目を集めました。
そんなファミペイを使った、後払い現金化の実行手順は次のとおりです。
ここからは早速、各工程の具体的なやり方について詳しくご紹介していきます。
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1:アプリでファミペイ翌月払いを申し込む
まずは、スマホへファミペイのアプリをダウンロードし、事前準備として会員登録を済ませましょう。
アプリから「初めての方(会員登録)」を選択、指示に従ってSMS認証し、氏名、パスワード等の入力を行うだけでOKです。
会員登録が無事に済んだら、続いてアプリのホーム画面上にある「サービス一覧へ」から、「ファミペイ翌月払い」のアイコンをタップしてください。
ここでは翌月払いへ申し込むために、支払いに利用する銀行口座の登録と本人確認、職業などの情報入力が求められます。
指示に従って手続きを進め、最後に「申し込み」ボタンを押下すれば、ファミペイ翌月払いの申し込み手続きは完了です。
2:ファミマでAmazonギフト券を購入
ファミペイ翌月払いの申し込みが完了したら、続いてファミマ側での審査が行われます。
審査が完了次第、アプリの残高表示が「後払い利用可能額」の分だけ増えますので、それが確認できてから、次の工程へと進みましょう。
後払いチャージしたファミペイ残高を使い、ファミリーマートでカードタイプのAmazonギフト券を購入するのです。
買い方は、店内にあるAmazonギフト券(カード)をレジへ持っていき、ファミペイ払いで代金を支払うだけ。
他に前払いでチャージした残高がなければ、自動的に「ファミペイ翌月払い」の枠から支払いが行われます。
なお、このAmazonギフト券は次の工程で転売することにより現金へ換えますので、その際の換金率を考慮し、実際に必要な額よりも少し多め(1.3倍~1.5倍程度)の金額を選ぶようにしてください。
3:ギフト券の買取専門店へ売却する
無事にファミペイ翌月払いでAmazonギフト券を購入できたら、スマホからギフト券の買取専門店へ買い取りを依頼しましょう。
手に入れたAmazonギフト券をそのまま売却すれば、ファミペイの後払い現金化は完了です。
ちなみにギフト券の買取専門店とは、街中でよく見かける金券ショップではなく、オンラインで営業しているネット型買取ショップのこと。
Amazonギフト券やApple Gift Cardなどデジタルギフトの買い取りに強く、金券ショップへ持ち込むよりもスムーズな取引や高換金率が期待できますよ。
常に一定のニーズが見込めるAmazonギフト券なら、大体80%前後の換金率で買い取ってもらえるはずです。
たとえば以下のようなショップが優良店として有名ですので、売却先の選択肢に含めてみてください。
ファミペイ翌月払いが後払い現金化に適している3つの理由
ファミペイは、Amazonギフト券の購入に使える珍しい電子マネーという大きな特長があることから、後払い現金化の手段として注目を集めています。
しかし、ファミペイが後払いの現金化に適していると言われる理由は、実はそれだけではないのです。
ここからは、「後払いの現金化にファミペイをおすすめする理由」を、3つピックアップしてご紹介していきましょう。
利用限度額が他アプリより高め
ファミペイを後払い現金化に利用しようとするとき、特に嬉しいのが「最大10万円まで使える利用上限額の高さ」です。
たとえば後払いアプリとして有名な「バンドルカード」では、後払いチャージできる金額の上限が5万円で、かつ初回の利用では3,000円前後の低額に設定されることも珍しくありません。
一方、ファミペイは初回の審査結果によるものの、MAXで10万円までの利用枠が用意されているため、ある程度まとまった現金が必要なときにもこれだけで完結できる可能性があります。
必要な金額分を用意するためにコツコツと信用を積み重ねたり、複数のアプリを併用したりする手間がかからない点が、ファミペイの大きな強みと言えるのではないでしょうか。
最大6ヶ月のスキップ払いが可能
そしてファミペイ翌月払いのもうひとつの強みが、支払いを最大6ヶ月先まで先延ばしにできる点。
本来、1か月間に使用した金額分をまとめて翌月27日までに支払うのが“ファミペイ翌月払い”の支払いスケジュールですが、スキップ払いを設定すると、この支払いを最長で6ヶ月後の27日までに繰り越すことが可能なのです。
スキップ払いの利用には、利用金額や延長する期間によって実質年率9%~13%程度の手数料がかかるものの、特に「今」現金がなくて困っている人にとってはかなり助かるシステムであることは間違いありません。
もし「後払いで現金を作りたいけど、支払いが翌月だと少し厳しい」という状況であれば、スキップ払いも選択できるファミペイを利用することをおすすめします。
Tポイントなど各種ポイントが貯められる
ファミペイ翌月払いは、利用によってポイントが貯まるのも地味に嬉しい特長です。
しかも、貯めるポイントは「Tポイント」「dポイント」「楽天ポイント」の3種から選択可能。
自分がもっともよく使うポイントを、無駄なく貯めていけますよ。
時には購入額に対して5%のポイント還元を受けられるキャンペーンが実施されていることもあるので、タイミング次第ではかなりお得に現金化を実現できるでしょう。
ファミペイ翌月払いを現金化する際の3つの注意点
ここまで見ると、ファミペイの後払い現金化は、非の打ち所がない最高の方法であるように思えますよね。
しかし、ファミペイで後払い現金化する際には、知っておきたいデメリットもいくつか存在します。
ここからは、特に注意したいポイントを、3つピックアップしてご紹介していきましょう。
ファミペイ翌月払いには審査がある
ファミペイの利用料金を後払いにするためには「ファミペイ翌月払い」の設定が必要になりますが、これはファミリーマート側で行われる審査に通らないと利用することができないシステムです。
個人の返済能力を審査されるため、もし過去数年以内にクレジットカードやカードローンなどの返済を滞納した経験があるなら、ファミペイの後払いも利用不可と判断されてしまう恐れがあります。
18歳以上であれば主婦や学生の申し込みも受け付けているものの、実際には100%誰でも使えるというわけではないことを覚えておきましょう。
ただ、もし一度審査に落ちてしまっても、半年~1年後に状況が変わってから再申請すると、次は通る可能性もあります。
ファミペイ翌月払いが使えない以外で審査に落ちることによるデメリットは特になく、申し込み自体は簡単に行えますので、もし不安でも一度チャレンジだけしてみるといいかもしれません。
後払い申請直後の現金化はできない
ファミペイ翌月払いを利用するにはマイナンバーカード等で本人確認を行う必要がありますが、この手続きには状況次第で数日かかることもあります。
したがって、まだ本人確認が済んでいないファミペイアカウントでは、申し込んだ直後の即日現金化は難しいのが大きなデメリットです。
もし現金化を急ぐなら、利用上限額は低くなるものの、バンドルカードやB/43など他の後払いアプリの利用も検討したほうがいいかもしれません。
なお、既に本人確認が済んでいるアカウントであれば、申し込み後の審査にかかる時間は最短で5分程度となっています。
後払い料金の支払いには手数料がかかる
ファミペイ翌月払いの利用料金の支払いには「ファミリーマートでの現金支払い」か「指定銀行口座からの引き落とし」の2種類の方法が選べますが、このうちファミリーマートでの支払いには“1回あたり330円”の収納事務手数料がかかります。
これはスキップ払いの手数料とは別で、スキップ払いを利用してもしなくても必ず発生する料金のため、気になる方は実質口座引き落とししか選べない点がデメリットと言えるかもしれません。
しかも、ファミペイ翌月払いの支払い口座として登録できるのはみずほ銀行や三菱UFJ銀行をはじめとする以下8行だけなので、人によっては新たに口座を作る手間も必要です。
【ファミペイ翌月払いの口座登録に使える金融機関】
みずほ銀行 / 三菱UFJ銀行 / 三井住友銀行 / りそな銀行 / さいたまりそな銀行 / 関西みらい銀行 / 西日本シティ銀行 / ゆうちょ銀行
ファミペイ現金化に関するよくある疑問
最後に、ファミペイの後払い現金化に関するよくある疑問を、Q&A形式でまとめてご紹介します。
後払い現金化を実行するにあたって特に気になる具体的なポイントをピックアップしていますので、ぜひひとつずつご覧になってみてください。
ファミペイ翌月払いのアイコンがグレーになっている理由は?
ファミペイ翌月払いには独自の利用条件が定められているため、申し込む際にアイコンがグレーアウトしてタップできない人は、残念ながらファミペイ翌月払いを利用することができません。
なお、申し込めるようになる条件については非公開ですが、たとえばマイページの氏名や生年月日・郵便番号などの個人情報が誤っている場合、それを修正するだけで数日後に申し込みが可能になるケースもあります。
ファミペイ翌月払いの審査にかかる時間は?
ファミペイ翌月払いは、申し込みから最短5分ほどで審査が完了します。
申込完了後、FamiPay翌月払いが利用できるまでにどのくらい時間がかかりますか?
回答
本人確認済みの場合、申込完了後、通常5分程度で審査が完了します。
※0:50以降のお申し込みや、審査状況によっては翌営業日以降の回答となる場合があります。
ただし、申し込みのタイミングが午前0時50分以降となった場合など、申し込み状況によっては翌営業日以降の回答となるケースもあるようです。
審査結果はアプリのプッシュ通知、もしくはアプリ内「翌月払い」のアイコンから確認できます。
ちなみに、ファミペイ翌月払いの申し込みに必要な本人確認が終わるまでには数日かかることもあるため、ファミペイへの登録から翌月払いの利用開始までを当日中に完了することはできません。
ファミペイへチャージした残高を口座に戻すことは可能?
ファミペイ残高は現金もしくはクレジットカードからチャージできますが、一度チャージしてしまった残高を出金する方法は公式で用意されていません。
どうしても残高を現金化したいなら、ファミリーマートでファミペイを使ってAmazonギフト券を購入し、それをギフト券専門の買取業者へ転売する、という手順を踏む必要があります。
Amazonギフト券以外でファミペイの現金化に使える商品はある?
ファミリーマートでは、Amazonギフト券のほか、「Apple Gift Card(旧iTunesカード)」や「Google Playギフトカード」、および「切手・はがき類」もファミペイで購入できます。
いずれも高い換金率が期待できるため、オンラインで現金化したいなら電子ギフト券類を、金券ショップなどで直接現金化したいなら切手・はがき類を選ぶのがよいでしょう。
まとめ:ファミペイなら高換金率で後払い現金化が可能
ファミリーマートが提供する電子マネー「ファミペイ(FamiPay)」は、後払いでの利用ができ、かつAmazonギフト券など金券類の購入にも使える、珍しい特長を持ったサービスです。
後払い手段である「ファミペイ翌月払い」の利用には審査があるものの、通りさえすれば最大10万円の利用枠が付与されるため、今すぐ後払いで現金を作りたい状況では非常に便利に活用できるでしょう。
本人確認や審査には数日かかることがありますので、気になる方は手続きだけでも先に行っておくのがおすすめです。
MAX6ヶ月のスキップ払いも上手に活用しながら、無理のない金策を検討してみてください。