
会社の人に貰った商品券やビール券。どこで使えるのかもよく分からないし、タンスの中になんとなくしまったままで…なんてこと、ありませんか?
せっかくお金として使える券なのに、置いておくのは勿体ない!
「百貨店やイオンの商品券ならほぼ全額が返ってくる」賢く活用するための方法とは?
「商品券を現金に換えたい!」と思っていませんか?
お手元に不要な商品券はありませんか?
棚の引き出しなどに、「しまいっぱなし」となっていませんか?
どうせならばギフト券や現金に換えて有効利用したいもの。
オススメは「金券ショップ」の利用です。
チケット買取価格の情報を交えて解説しましょう。
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商品券の換金は、金券ショップや買取業者がおすすめ
安心して商品券を現金化したいならば、「金券ショップ」や「買取業者」の利用がセオリーです。
金券ショップは文字通り「金券(商品券)」取り扱い専門なので、他の業者よりも高く買い取ってくれる傾向にあります。
特に金券ショップは店舗の増加から、換金率の競争が激しくなり、大手金券ショップを選んでおけば、大きく損をするということはありません。

結局、自分でやるより業者さんにお任せした方が良いんですね!

そうだな。手数料を節約するという意味でも金券ショップの方がおすすめだ。
商品券換金率でおすすめの金券ショップ6選
全国展開している金券ショップの中でも商品券の換金率が高いのは次の6店舗です。
アクセスチケット | 98.00% |
甲南チケット | 97.70% |
チケットレンジャー | 97.70% |
チケットキャビン | 97.00% |
チケッティ | 97.00% |
大黒屋 | 94.50% |
上記にあげた換金率は、郵送買取の価格です。店頭買取の価格はそれぞれの会社によって違いますので、ご注意ください。
これらの金券ショップは店舗営業をする一方で郵送での買取も行っていますので、近くに店舗がないという方でも問題ありません。
大黒屋を除いては、換金率1%の間の中に5社がひしめきあう競争ぶりです。
百万円単位での買取でない限り、あまり大差はありませんね。
金券ショップで商品券を換金する方法。店舗とネットの意外な違い
ギフトカードや商品券を金券ショップで換金する方法は2つです。
ひとつは店頭持ち込みと、もうひとつは郵送による買取です。
双方にメリットデメリットがあります。
店頭への持ち込み買取の場合は、スピーディーです。
原則その場で即金買取です。ただし近くに金券ショップがない場合は、そこまでの交通費がかかる場合があります。
一方ネット申し込みによる買取は、換金率が高い傾向にあります。
知らない方も多いでしょうが、換金率が高いのは店頭持ち込みよりもネット申し込みのほうなのです。
ネットで申込後、郵送で商品を金券ショップに発送します。
近くに店舗がないという方でも便利ですね。
一方で送料が本人負担(元払い)であったり、買取後の口座振り込み手数料もお客様負担の場合があります。
そのため郵送買取は、少額の商品券・ギフト券の場合には向いていません。
経費のほうが高くなってしまう場合があります。
したがってざっくりまとめると、
- 少額、近くに店舗がある場合は店頭買取
- 大量、近くに店舗がない場合はネット申し込み
がおすすめの買取方法といえます。
金券ショップ、買取業者、ヤフオク、メルカリの換金の相場は?比較してみた

換金するのって、別に業者じゃなくても良い気が…本当にお得なのはどれなんでしょう?

業者を通さずに換金すると手数料が浮いて一見お得のようだが、トラブルになりやすいぞ。
商品券を換金する方法と言えば、金券ショップや買取業者、ヤフオク、メルカリなどがあります。
せっかく商品券や金券を換金するなら、少しでも相場の高いところで換金したいですよね。
そこでここでは、商品券・金券の換金率を比較していきます。
ただし、個人間取引についてはヤフオクの換金率のみの紹介となります。
その理由は、ヤフオク以外の個人間取引では金券の出品が禁止されているので、取引が不可能だからです。
メルカリ、PayPayフリマ、ラクマなどでは商品券・金券を売ることはできません。
もしセキュリティをすり抜けて売ったとしても退会処理、アカウント凍結などのリスクが高いので、メルカリなどでの金券出品は絶対にやめましょう。
以下が主要な金券ショップや買取業者、ヤフオク出品での商品券の換金率相場目安です。
※換金率は商品や時期によって変動あり
店名 | カテゴリ | 換金率 |
大黒屋 | 買取店 | 93~97.5% |
大吉 | 買取店 | 90~96% |
おたからや | 買取店 | ~97% |
甲南チケット | 金券ショップ | 95~98.2% |
アクセスチケット | 金券ショップ | ~98.8% |
ヤフオク | ネットオークション | ~99% |
※時期によって換金率は変わる可能性があります。
どちらかと言えば金券ショップのほうが、買取業者よりも換金率が高い傾向にあります。
ただし金券の種類や額面がいくらなのか、換金の時期によって相場は変動するので、注意してください。
また、ヤフオクは最高99%程度の高い換金率が見込まれるものの、手数料がかかる点がデメリット。
詐欺や情報流出のリスクもあるので、金券ショップや買取業者の利用をおすすめします。
金券ごとに換金率に差が出る理由は?
金券や商品券の換金率は、金券・商品券の種類によっても異なります。
たとえば、ルミネの商品券(額面1000円)は90~95%程度の換金率に対し、JCBギフトカード(額面1000円)は96%~99%程度の換金率が見込めます。
この差を作り出すのは、需要と供給のバランスです。
ルミネの商品券が使える店舗は全国のルミネとニュウマン、計15店ほどなのに対し、JCBギフトカードが使える店舗は100万店以上。
全国的に使用できる分だけ需要が多く、その分換金率も高いのです。
他には、旅行券も需要と供給の差がはっきり出るタイプの金券です。
近畿日本ツーリストの旅行券の換金率は96%程度なのに対し、名鉄観光の旅行券の換金率は90%程度。
これは、近畿日本ツーリストのほうが名鉄観光より規模が多く、取り扱っている旅行パックも多いため、供給に対して需要のバランスが高いことが関係しています。
金券ショップで換金率を上げる方法
金券や商品券を換金するときには、ちょっとしたコツを押さえることで換金率を上げられます。
ここでは「換金率を上げる方法」を全部で3つ紹介するので、金券や商品券を買取業者に持ち込む前にぜひチェックしてみてください。
他店と相見積を取る
金券・商品券を買い取ってもらう際に必ず行ってほしいのが、相見積を取ること。
いくつかの金券ショップもしくは買取業者で見積もりを出してもらって比較する方法です。
金券ショップや買取業者での見積の方法は電話、インターネットが一般的。
少々手間はかかるものの、より高い換金率の店舗・業者を見つけられる可能性もあるので、ぜひ試してみましょう。
商品によっては各社の見積額が大きく違ってびっくりするかもしれませんよ。
また、場合によっては交渉してみるのもあり。
他店での見積額の目安を提示して、それより高額での買取はできないかを聞いてみると、OKを出して買い取ってくれる業者もいます。
少し勇気のいる方法ではありますが、買取業者の方ではお客さんからの交渉はたびたびあるもの。
それほど悪印象を残すわけではないので、あまり気にせずに言ってみてはいかがでしょうか。
なるべく大量に買い取ってもらう
金券や商品券の換金率を上げるには、一度に大量に買い取ってもらうこともポイントです。
なぜなら、基本的に金券ショップや買取業者の換金率は額面に比例して高額になる傾向があるからです。
たとえば、大黒屋での「高島屋商品券」の換金率を見てみると、以下のようになっています。
額面 | 換金率 |
1000円券 | 93% |
5000円券 | 94% |
10000円券 | 97% |
これは1枚の額面の換金率ですが、総合的な額面も重視されているので、換金できる金券や商品券があればまとめて持って行った方がお得なのです。
自分が金券・商品券を換金する時には、家族にも不要な金券・商品券がないかを尋ねてみるのがおすすめです。
高い時期に買い取ってもらう
金券や商品券の換金率は商品ごとの需要・供給によっても異なりますが、時期での需要・供給によっても異なります。
特に大きな違いが出やすいのは、旅行券や新幹線のチケットなど。
これらのチケットは旅行シーズン、帰省シーズンの前には需要が高まるため、換金率も高くなりやすいです。
一方で、旅行シーズンではあっても外出自粛の必要がある場合は需要が低く、その分換金率も落ちてしまいます。
商品券についてはそれほど時期の影響は受けにくいですが、お歳暮やプレゼントの需要が増す時期には換金率もやや高くなる傾向があるようです。
「今すぐに必ず換金したい!」という場合でなければ、時期を見て買取業者に見積もりを出してみましょう。
そうすることで、より高い換金率で金券や商品券を現金に換えられます。
買取専門店で商品券を換金する方法
「買取業者」は文字通り買取を専門におこなっている業者です。
出張買取などをおこなっており、地方在住であっても電話やメールで問い合わせができるシステムとなります。
「買取業者」を選んで商品券を換金するメリットは、とにかくすぐに現金化できる点にあるでしょう。
また、「買取業者」は買取に関しての手段をいろいろと用意しています。
この点が高く評価できますね。
ただし、「金券ショップ」の運営業者も買取手段にさまざまなオプションを設けており、両者の違いは少なくなっているといえるでしょう。
基本的には、買取に特化しているのが「買取業者」、販売と買取の両面をおこなっているのが「金券ショップ」と考えてください。

金券ショップでは、店頭で商品券を販売していますよね。

買取業者は販売をしていない分、買取が強いんだな。
買取業者で商品券を換金する時の注意点は?

ここまで見てきて思ったんですが、業者によって換金率がかなりバラけていますね。

そうだな。業者が力を入れていない商品券は、換金率がかなり低いこともあるんだ。
注意点を挙げるならば、換金率に不満が残る点でしょう。
「買取業者」の公式ホームページを見ると、明確に換金率の提示をおこなっていません。
買取実績として大量の金券や商品券買取例を掲載していますが、金額などの詳細は伏せられています。
そのため、換金を依頼する場合には相場の熟知が必須となるのです。
ただし、雑多なギフトカードや商品券などの金券も対応してもらえますから、例を挙げれば「遺品整理への活用」に利用価値を見出せるのではないでしょうか?
さっそく、代表的な「買取業者」を紹介しましょう。
1.バイセル(BUYSELL)
出張買取を得意としており、顧客満足度業界ナンバーワンを自負しております。
買取方法は3種類を用意しており、「出張買取」「宅配買取」「お持ち込み買取」のいずれかを選んでください。
さまざまなギフトカードや商品券を大量に抱えているような場合に、威力を発揮する「買取業者」ですね。

このCM、見たことある!

ここはかなり有名だよな。やってる人も多いみたいだから、口コミも信頼できそうだ。
2.買取プレミアム
「買取プレミアム」を運営する業者は「バイセル」と同じです。
名称を「買取プレミアム」としてホームページも分けていますが、会社概要を見ると運営業者は両者とも「株式会社BuySell Technologies」となっています。
商品券の買取に関する部分は、「バイセル」と同様に考えてよいでしょう。

ここは着物を主にやってるイメージがあるよな。

バイセルと同じ運営会社だから、安心してお願いできそうです!
3.福ちゃん
「福ちゃん」のイメージキャラクターは中尾彬・池波志乃夫妻。
「買取業者」として有名ですが、公式ホームページによると残念ながら買取アイテムに商品券はありません。
掲載されているのは、「着物」「古銭・記念硬貨」「切手」「ブランド品」「ブランド食器」「ブランド時計」「骨董品」「宝石」「貴金属」「洋服」「毛皮」「お酒」となっております。
そのため、商品券の換金利用には適さないこととなりますね……。

遺品整理や引っ越しの際の荷物処分なんかにもいいよな。

切手や記念硬貨は集めている人も多いですもんね!
ギフトカードや商品券の換金は違法なの?
最近話題になるのが、コンサートチケットの転売問題。
人気のあるコンサートだと超高値がつくため、転売目的による購入が横行しました。
そのため興行主はチケットの転売を防ぐ努力を重ねており、マスコミでもこの問題が大きく取り上げられていますね。
こうしてみると、「コンサートチケットの転売」=「商品券の換金」のように感じてしまい、換金行為が違法とならないか気になるところでしょう。
結論から申し上げますと、基本的に「商品券の換金」が違法となることはありません。
さらに、「コンサートチケットの転売」そのものも違法とはいえないのです。
理屈を解説しましょう。
チケットには「チケット不正転売禁止法」が制定されており、「チケットの転売」が取り締まり対象となります。
しかし、「チケット不正転売禁止法」が禁じているのは、対象チケットの転売により利益を得ることです。
「コンサートチケット」を「金券ショップ」などで換金をする場合には定価より安くなりますから、利益は出ませんよね。(ネットオークション利用はダメ)
ただし、「コンサートチケットの転売」には、各都道府県が制定する迷惑防止条例に触れる可能性が残ります。
「コンサートチケット」は買い占め行為により、行きたい人にチケットが十分に渡らないことや、転売先がみつからず空席が目立つ状況に陥るなど、主催者やアーティストが多大な不利益を被る可能性が指摘されているのです。
この点を十分に注意してください。

どうしても行けなくなったチケットをリセールサービスで誰かに譲ったりするのは、転売には当たらないんですね!

そういうことだな。
さて、「商品券」に話をもどしましょう。
「商品券」の場合は転売目的で買い占められるようなことはありませんね。
したがって、迷惑防止条例に触れるようなことは一切ないと解釈できます。
しかし、これで安心というわけにはいきません。
ひとつだけ気をつけてほしい法律があるのです。
それはズバリ「古物営業法」。
中古品転売を商売とする場合には「古物商許可」が必要であり、これをせずに利益を得た場合には「古物営業法違反」ということになります。
一般的には個人が「ギフトカード」や「商品券」を「金券ショップ」利用で換金するような行為はあたらないとされ、違法にはなりません。
違法行為に該当するとしたら、つぎの項目となります。
- 一度に大量の商品券を換金する(常識の範囲を超えた枚数)
- 短い期間に何度も商品券を換金する
- 定期的に他人から商品券を購入して、さらに換金行為をおこなう
これらの行為を「古物商許可」なくおこなうと、「古物営業法違反」に問われる可能性が高くなります。
十分に注意してください。

利益目的で大量に換金しちゃうと、やっぱりアウトなんだ…

ここには出ていないが、新幹線回数券なんかもよくやり玉にあげられる商品だ。
いずれも、個人の範囲を大きく超えているものがアウトになるから覚えておけよ。
懸賞やサービスなどでもらったギフトカードや商品券の換金はバレる?
「商品券」の換金行為そのものは匿名で可能なため、懸賞などの主催者側などにバレることはないでしょう。
ただし、大量にもらった場合には換金以前の問題が生じます。
それは、「ギフトカード」「商品券」の受け取り行為が課税対象となる点です。
この部分は一時所得とみなされ、50万円までが非課税、50万円を超過した分の2分の1が課税対象となります。
商品券は金券とみなされ、券面額が課税対象額となるものです。
この点は、「金券ショップ」などで換金すると券面額どおりには現金化できませんので、不満が残りますね。
いずれにせよ、課税額に相当する量の「商品券」を受け取らない限り申告の必要はなく、また税務署の調査対象となることもありません。
まあ、バレないと考えてよいのではないでしょうか?
まとめ:使わないギフトカードや金券は早めに換金してしまおう
金券ショップの換金率は近年大幅に増減していますが、それでも全国的に使われている百貨店共通商品券やクオカードの換金率が変動することはあまりありません。
「換金率が低いなら、まだ売らないでおこう」と思うかもしれませんが、使わずに持っておくより現金に換えてしまった方が最終的にはお得です。
買取自体は簡単な手続きで出来ますので、家に大量の商品券があるという方はぜひ一度換金してみて下さい。
ただし、あまりにも大量に換金したり、短い期間に何度も換金してしまうと法に触れるおそれがあります。
違法にならない範囲で、定期的に現金化するようにして下さいね。