ペイディ(paidy)の支払い遅れはヤバい？延滞のペナルティと対処法

「ペイディの支払いが遅れてしまった…どうしよう？」
「このまま放っておいたらヤバいかな…」

そんな不安を抱えている方もいらっしゃると思います。

この記事では、ペイディの支払いに遅れてしまうとどんなペナルティがあるのか、どのくらいなら遅れても大丈夫なのか、などの情報を分かりやすくまとめました。

どうしても支払えない場合の解決策もご紹介しますので、ペイディの支払いに悩んでいる方はぜひ目を通してみてください。

2か月以上はヤバい？ペイディの支払い遅れで起こること

ペイディの支払いが遅れた場合どうなるのかは、延滞期間の長さによって変わってきます。

延滞日数	起こること
1日以上	ペイディの利用が一時的に停止される 遅延損害金が発生する 回収手数料が発生する ペイディの利用限度額が引き下がる
2ヶ月以上	購入商品が引き上げられる 二度とペイディが使えなくなる 延滞分の料金が一括請求される ブラックリスト入りでクレヒスに傷がつく 財産が強制的に差し押さえられる

ここでは、延滞期間を「1日以上」と「2ヶ月以上」の2つに分け、それぞれの場合に起こることについて詳しく解説していきます。

支払いが1日以上遅れたときのペナルティ

ペイディは、たった1日支払いが遅れただけでも何らかのペナルティが課せられるおそれがあるため、注意が必要です。

まずは、1日以上遅れた場合のペナルティについて説明します。

ペイディの利用が一時的に停止される

ペイディは1日でも支払いが遅れると、原則として新たな利用ができなくなります。

必ずしも支払期日の翌日から使えなくなるとは限りませんが、Paidy側で未払いを確認した時点で、サービスは一時停止されてしまいます。

その場合、支払いが完了するまでペイディで買い物することができません。

サブスクリプションなどの月額サービスの支払いにペイディを利用している場合、そのままだと未納の状態になってしまうため、早めの対処が必要です。

遅延損害金が発生する

ペイディの支払いが遅れると、支払期日の翌日から遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、約束の支払いが遅れた時に、損害賠償として請求されるお金です。

ペイディでは、年間14.6%の遅延損害金が発生します。

遅延損害金の実際の額は1日ごとに変わり、「残債×年利(14.6％)÷365×延滞日数」で求められます。

たとえば、ペイディで10万円の支払いを滞納している場合、延滞日数によって以下のように遅延損害金が増えていきます。

延滞日数	遅延損害金の額
1日	40円
1週間	280円
1ヶ月	1,200円
2ヶ月	2,400円

延滞が長引けば長引くほど、遅延損害金の金額は膨らんでいくため、ご注意ください。

回収手数料が発生する

ペイディの支払いが遅れた場合、遅延損害金のほかに回収手数料がかかることがあります。

回収手数料とは、期日までに支払いが行われなかった場合に、ユーザーに請求される事務手数料のことです。

ペイディの回収手数料は、1件の請求につき153円となっています(ペイディ利用規約第6条)。

ただし、数日の遅延なら発生しないこともあります。

一般的には、1週間～1ヶ月程度の延滞が目安となりますが、確実にいつから発生するとは言えず、ケースによって異なるのが現状です。

ペイディの利用限度額が引き下がる

ペイディは一度でも支払い遅れが生じると、利用限度額が下がるリスクがあります。

未納分を支払って再び使えるようになっても、以前より少ない額しか決済できなくなるかもしれません。

公式サイトにも、利用状況に応じて限度額が変わる場合があると説明されています。

特に延滞を繰り返すと、利用枠が減額されるリスクは大きくなります。

支払いが2か月以上遅れたときのペナルティ

ペイディの支払い遅れに対するペナルティは、支払期限から2ヶ月以降、さらに厳しくなります。

強制退会や残債の一括請求、ブラックリスト入りなど、今後への影響が大きい措置が取られる可能性が高いため、注意が必要です。

支払いが2ヶ月以上遅れた時のペナルティについて、くわしく解説していきます。

購入商品が引き上げられる

ペイディの滞納が長引くと、ペイディで購入した商品(未払い分)が没収される可能性があります。

というのも、ローンや後払いで購入した商品の所有権は、代金をすべて支払い終えるまで、ローン会社や決済会社に留保される「所有権留保」というルールがあるからです。

ペイディの利用規約にも、所有権留保についての項目があります。

このように、万が一Paidy側が商品の引き上げを決定した場合、ユーザーは商品を送らなくてはいけません。

すべての商品が引き上げの対象になるわけではありませんが、未払いの状態にある以上、そのリスクがあることは覚えておきましょう。

二度とペイディが使えなくなる

ペイディの滞納が長引くと、強制退会(強制解約)の措置を取られる可能性があります。

その場合、未納分を支払ったとしても、今後二度とペイディを利用することはできません。

もともとペイディは、いったん解約すると、同じメールアドレスと携帯電話番号を使って再登録できないことになっています。

たとえメールアドレスと電話番号が変わっても、Paidyの社内ブラック入りしてしまうと、再び利用できる可能性は非常に低いです。

特にクレジットカードを持っていない人にとって、キャッシュレス決済の手段が一つ失われてしまうのは大きなデメリットになるため、気を付けましょう。

延滞分の料金が一括請求される

ペイディの支払いが2ヶ月以上遅れると、残債の一括請求を求められるリスクもあります。

ペイディの利用規約第9条にも、意図的な未払いがあった場合、「一切の未払債務を直ちに支払う」ことが明記されています。

ちなみに、ペイディプラスでは3・6・12回分割あと払いもできますが、2ヶ月以上滞納した場合は支払い回数に関わらず、一括返済を求められる可能性が高い点にご注意ください。

ブラックリスト入りで信用情報に傷がつく

ペイディの支払いを2ヶ月以上延滞すると、信用情報にも傷が付いてしまいます。

ペイディが加盟している個人信用情報機関は、「株式会社CIC(シーアイシー)」です。

CICでは、返済期日から61日以上または3ヵ月以上の支払遅延（延滞）がある場合、データベースに「異動情報」として記録されます。

異動とは、支払い遅れや破産手続きなどによって信用情報に問題が生じている状態で、いわゆる「ブラックリスト入り」のことです。

いったん異動情報が記録されると、今後しばらくの間、ローンやクレジットカードの契約ができなくなります。

ちなみに、すぐに返済したとしても、支払い遅れが何度も繰り返されることで信用情報が悪化する可能性もあるため注意が必要です。

財産が強制的に差し押さえられる

ペイディを2ヶ月以上滞納すると、最終的に裁判になり、強制執行が行われる可能性があります。

強制執行とは、債務者が借金を滞納し続ける場合に、裁判所が強制的に債務者の財産を回収し、滞納分の返済に充てる手続きです。

未払いで訴訟を起こされた場合、滞納している側に勝ち目はないため、ほぼ確実に強制執行が可能となります。

給与も差し押さえの対象になるので、職場や家族に支払い遅れの事実がバレてしまう点も大きなデメリットです。

ペイディの支払い遅れに対する督促の流れ

ペイディの支払いが遅れた場合、以下のような流れで督促が行われます。

各ステップをくわしく見ていきましょう。

1日～：メールやSMSで連絡がある

ペイディの支払期限が過ぎると、まずはメールやSMSで連絡があります。

内容は、「Paidyの支払期日を過ぎています。以下をご確認の上、お支払い下さい」というもので、ペイディ公式サイトのマイページ(MyPaidy)のURLが貼られています。

SMSが送信される電話番号は、請求金額の確定や支払期日の案内が送られてくるのと同じ、「03-5545-5667」です。

この段階ですぐに支払えば、ほとんどの場合、問題なくペイディの利用を再開できます。

滞納分の支払い方法は、銀行振込またはコンビニ払いのどちらかです。

案内の中に支払い方法が記載されているので、確認しましょう。

1週間～：電話やハガキで連絡がある

ペイディを1週間以上滞納すると、今度は電話やハガキでの連絡があります。

ユーザーからの情報によると、ペイディからかかってくる可能性のある電話番号は以下の通りです。

電話に出ると、支払い可能日について確認されるので、確実に支払えそうな日を伝えます。

ペナルティを大きくしないためにも、電話に出て、誠実に対応するのがおすすめです。

ハガキは、表に「大切なご案内です」と書かれており、中を開くとコンビニで支払える払込票があります。

最初のハガキで支払えば、回収手数料はかからない可能性があるので、なるべく早く支払いましょう。

2か月：弁護士等へ債権が譲渡される

電話やハガキでの督促も無視していると、債権がPaidyから弁護士や債権回収会社に移ります(債権譲渡)。

その後は、弁護士や債権回収会社から督促が来るようになり、支払いも新たな債権者が指定する方法で行う必要があります。

Paidyは「三菱UFJファクター株式会社」という債権回収会社に委託しているため、ここから連絡が来る可能性が高いです。

ただし、ネットには「弁護士から督促が来た」という口コミも見られます。

弁護士や債権回収会社に債権が移ったということは、法的措置の一歩手前とも言えるため、早い段階で手を打つことが大切です。

2か月～：裁判所から通知が届く

債権が譲渡された後は、いつ裁判所からの通知が届いても不思議ではありません。

裁判所からの通知は、「特別送達」という特別な郵便で届きます。

これは、郵便配達担当者が手渡しをし、受け取る人が署名や押印をするものです。

中には、訴状と、差押通知書(仮執行宣言付支払督促)が入っています。

もし無視すると、本人不在のまま裁判が行われ、原告(Paidy)の主張通りに強制執行が行われてしまうため、必ず対応することが大切です。
異議がある場合は、送達を受けた日の翌日から2週間以内に異議申し立てを行う必要があります。

異議がない場合も、訴状と一緒に送られてくる「答弁書」に自分の言い分を書いて、期日までに送りましょう。

ペイディの支払いに遅れそう・遅れたときの対処法

ペイディの支払いに遅れそう、もしくは既に遅れてしまった時は、そのまま放置するのではなく、何らかの対策を練ることが大切です。

ここでは、リスクを最小限に抑えるためにできる対処法について解説していきます。

期日前なら分割払いに変更できる

「一括払いは厳しいけれど、分割払いなら…」という方は、支払期日前にペイディプラスにアップグレードし、分割払いに変更するのがおすすめです。

ペイディプラスでは、「3・6・12回あと払い」が手数料無料で利用できます。

分割回数	購入金額
3回あと払い	1回の買い物につき3,000円以上 (Amazonは3円以上)
6回あと払い	1回の買い物につき6,000円以上 (Amazonは6円以上)
12回あと払い	1回の買い物につき12,000円以上

ペイディプラスにアップグレードするためには、本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)を用意の上、以下の手続きが必要です。

Paidyアプリをダウンロード

アプリを開き「アカウント」→「本人確認をする」

必要事項を入力し、本人確認書類と顔写真を撮影

申し込み後、数分以内に結果の連絡がメールで届きます。

ただし、25時以降(日曜日は22時以降)に申し込んだ場合、翌朝8時以降の連絡となります。

ペイディプラスにアップグレードして分割払いにすれば、直近の支払額を抑えることができますが、分割払いを滞納すると信用情報に即反映される点にご注意ください。

期日後は銀行かコンビニから振り込みを

支払期日を過ぎた後の支払い方法は、銀行振込またはコンビニ払いのどちらかになります。

口座振替での支払いを選択していた場合、期日を過ぎた後は再振替ができません。

残高不足などで口座振替ができなかった場合も同様です。

督促のメールまたはSMSに詳しい案内があるので、確認の上、なるべく早く支払いましょう。

コンビニ払いは、アプリ上に表示されるバーコードを使って支払うことができます。

銀行振込は、アプリやウェブ版のMyPaidyで「お客様専用振込口座」を確認し、手続きをします(振込手数料は自己負担)。

支払う日時によって遅延損害金が加算されるため、何通かメールやSMSが来ている場合は、最新のものを確認した上で支払いしてください。

ペイディがどうしても支払えないときはどうする？

「今月はペイディの支払いが遅れそう…」という場合、もしくは「既に遅れているが、どうしても現金が用意できない…」という場合におすすめの対策は、以下の4つです。

それぞれについて、くわしく解説していきます。

日払いバイトをやってみる

すぐにお金が手に入る短期・日払いのバイトをして、必要な金額を稼ぎ出す方法です。

日払いバイトは、以下のようなアプリやWeb求人サービスで探すことができます。

高額を稼ぎたい場合は、女性ならキャバクラやラウンジ、男性ならボーイや肉体労働のバイトを中心に探すのも一つの方法です。

ただし、高額バイトの中には詐欺の加担をする仕事など、ブラックなものも混じっているため、怪しいバイトには手を出さないよう気を付けましょう。

不用品を売却する

手っ取り早くお金を作るなら、家にある不用品を売るのもおすすめです。

特に、ハイブランドのバッグや財布、ジュエリーなどは、高く売れる可能性があります。

人気の家電、ゲーム機、最新のゲームソフトなども、買取ニーズが高いです。

少しでも高く売るなら、メルカリやラクマ、ヤフオクなどのフリマアプリがおすすめですが、入金されるまでに日数がかかります。

スピードを重視するなら、買取店に直接持ち込みましょう。

もしくは、スマホから商品の写真を送って査定してもらい、買い取り代金を先に振り込んでもらう「先払い買取」という選択肢もあります。

こちらも、即金が必要な方におすすめです。

後払い現金化で即金を作る

「今は手元に現金がないので支払期日に遅れてしまいそうだが、近日中に給料日などでお金が入ってくる予定がある」という方には、急場しのぎの対策として後払い現金化という選択肢もあります。

後払い現金化とは、キャリア決済や後払いアプリを利用して現金を作る方法です。

事前チャージなしで利用できるバーチャルカードやキャリア決済なら、クレジットカードがなくても後払いで買い物ができます。

後払い現金化の専門業者に依頼すれば、後払いアプリを使って即日現金を得ることが可能です。

ただし、非チャージ型の後払いアプリは、クレジットカードに比べて利用可能額が低く抑えられているため、「少しだけ現金が必要」という場合に適しています。

債務整理を検討する

他にも借金があるなど、どうしても支払えないほど困窮している場合の最終手段として、債務整理があります。

個人ができる債務整理は全4種類あり、債務の額や、個々の状況などによって最適な方法が変わります。

債務整理の種類	内容	おすすめの人
任意整理	債権者と交渉し、将来利息や遅延損害金をカットしてもらう方法。残った元金を3～5年で返済する。	債務の額が少ない人 持ち家や車を手放したくない人
特定調停	裁判所の調停委員が間に入り、債権者と交渉する手続き。	弁護士や司法書士に依頼する費用がない人 平日に裁判所に行ける人
個人再生	裁判所に申し立てて、返済額を最大10分の1まで減額する方法。3〜5年で返済する。	100万円以上の債務がある人 継続した収入が得られる人
自己破産	裁判所に申し立てて、債務を全額免除してもらう方法。持ち家や車などは原則として残せない。	多額の債務がある人 安定した継続収入がなく、今後も得られる見込みがない人

どの方法を選んでも、信用情報ブラックにはなってしまいますが、合法的な手続きで返済をラクにできるので、多重債務に苦しんでいる方にはおすすめです。

まずは、弁護士の無料相談などを活用してみてください。

まとめ：ペイディの支払い遅れは2か月以内に解消を

ペイディは1日でも支払いが遅れると、利用停止や限度額の引き下げなどのペナルティが発生します。

滞納が長引くと、最終的には「ブラックリスト入り」や「財産の差押え」へと発展していくため、安易な気持ちで未納を続けるべきではありません。

まずは、できる限り期日に遅れないように工夫した上で、どうしても支払えなかった場合は遅くとも2ヶ月以内に滞納を解消しましょう。

手元に現金がない場合は、日雇いバイトや後払い現金化などを利用して、計画的な金策を行うのがおすすめです。