スコア後払いを滞納してしまってヤバい！督促を無視するとどうなる？

スコア後払い(スコア＠払い)は購入代金の支払いを14日後まで先延ばしできる便利なサービスです。

しかし、延滞・滞納すると当然督促が来てしまいます。

そして、そのまま放置していると、場合によっては弁護士から連絡があり、裁判に至ることも…。

そこで今回は、スコア後払い滞納後の具体的な流れや対処法、支払いのお金を即日で作る方法をご紹介します。

スコア後払いを滞納するとどうなる？

スコア後払いは、ニッセンのグループ企業である「株式会社SCORE(スコア)」が提供する後払い決済サービスです。

請求書の発行から14日間以内に支払う必要があり、それを過ぎると滞納となります。

ただし、スコア後払いは滞納してもいきなり督促状などが送られてくるわけではありません。

実際に滞納した人の体験談によると、次のように段階的に状況が変化していきます。

それぞれの段階について、くわしく見ていきましょう。

3日後：スコア後払いの利用停止

請求書に記載されている支払い期限までに入金できなかった場合、まずスコア後払いの利用がストップします。

支払い期限からおよそ3日後が目安です。

利用料金の合計が55,000円を超えていなくても、新規の利用ができなくなるため、買い物をする際はスコア後払い以外の方法で支払うことになります。

1週間後：督促の電話

支払い期限から1週間ほど経っても入金しなかった場合、SCOREから自動音声システムを使った電話連絡があります。

登録されている電話番号に「0120984440」から着信があり、本人確認をした後に支払いに関する案内、受付が行われます。

ただし、すべてのケースで自動音声システムを使った連絡があるわけではなく、利用者によっては別の方法で督促されることもあるようです。

また、確認したいことがある場合には、自動音声ではなくオペレーターによる受付を選ぶこともできます。

2週間後：郵便物などの定期的な督促

支払い期限から約2週間経つと、いよいよ定期的な督促が始まります。

支払いが済むまで、督促のハガキ・電話・メールなどが週1回ほどのペースで続きます。

郵便物は自宅に届くため、家族と同居している場合はこの時点で家族バレするリスクが高いです。

郵便物が届くのは困るという方は、自動音声の電話がかかってきた時点で支払いを済ませることをおすすめします。

2か月後：弁護士から督促がくる

定期的な督促を無視すると、未払いが2ヶ月ほど経過したころに、今度は弁護士から連絡があります。

これは、債権がSCOREから弁護士事務所に移ったということです。

ちなみに、金額は関係ないため、たとえ少額の滞納であっても弁護士に債権譲渡されます。

3か月後～：裁判へ発展

弁護士からの連絡も無視した場合、最終的に裁判を起こされる可能性があります。

債務が60万円以下の場合は「少額訴訟」という特別な手続きの対象になり、簡易裁判所からの呼出状が届きます。

裁判になれば、間違いなく裁判所に支払いを命じられることになるでしょう。

それでも支払わないとなると、銀行口座や給料などを差し押さえられて返済に充てられてしまいます。

給料を差し押さえられた場合、当然ながら会社にもバレてしまう点にご注意ください。

また、銀行口座を差し押さえられた場合には、銀行にその履歴が残ってしまうため、何かの銀行ローンを組む時に審査落ちする可能性もあります。

スコア後払いの滞納で生じる3つのリスク

スコア後払いを滞納した時に気になることの一つが、「延滞金が発生するのかどうか」ということです。

たとえばカードローンなどは、支払いが遅れた分だけ遅延損害金がかかります。

スコア後払いもそうであれば、「延滞金が高額になったらどうしよう」と不安になってしまいますよね。

スコア後払いの支払い期限を過ぎてしまった時に考えられるリスクは、主に次の3つです。

それぞれについてくわしく解説していきます。

追加の支払手数料が発生する

スコア後払いを滞納しても、すぐには延滞金や遅延損害金は発生しません。

代わりに発生するのが、「支払手数料」です。

本来の支払い期限前に入金する場合はかかりませんが、期限を過ぎるとコンビニごとに以下の手数料が発生します。

表は現在のものをそのまま使用(金額に変更なし)

滞納期間が長くなっても、支払い手数料が増えることはありません。

しかし注意したいのが、滞納を続けた結果、裁判に発展した場合です。

督促を無視して裁判になってしまった場合には、SCOREに損害を与えたとして、遅延損害金を請求される可能性があります。

遅延損害金についての記載は特に見当たらないため、このようなケースでは法定利率である「年率3％」が適用されることになります。

大きな金額にはなりませんが、やはり裁判まで行き着く前に支払いを済ませるべきでしょう。

ちなみに少額訴訟の場合、異議の申立てはできても控訴はできない点にご注意ください。

信用情報に傷が付き、金融ブラックになる

次に気になるのは「ブラックリストに載るかどうか」ということですが、SCOREはJICCやCICなどの個人信用情報機関に加盟していません。

そのため、滞納してもすぐに金融ブラックリスト入りになる可能性は低いと言えます。

ただし気を付けたいのが、SCOREはニッセンのグループ会社であるということです。

実際、SCOREの「個人情報保護方針」を見ると、必要に応じてニッセンに個人情報を提供の上、共同利用する、という記載があります。

ニッセンは個人信用情報機関(CIC)に加盟しているため、滞納が長引くとそちらから信用情報機関に登録されて、ブラックリスト入りするリスクもゼロではありません。

ブラックリスト入りすると、新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりできなくなります。

また、多くの人が利用しているスマホ端末代の分割払いも利用できなくなる可能性が高いです。

何かと不利益が大きくなりますので、ブラックリスト入りする前に支払いを済ませることをおすすめします。

ニッセン以外でもスコア後払いが使えなくなる

スコア後払いを滞納すると、当然ながらスコア後払いを利用した買い物は一切できなくなります。

ニッセンだけではなく、「アイリスオーヤマ公式通販サイト」や「ウエノ電機」など、スコア後払いが利用できる通販サイトはさまざまです。

それらのサイトで買い物する際は、スコア後払い以外の方法で支払う必要があります。

また、延滞の情報はグループ内で共有されるため、今後ニッセングループが提供するサービス(後払いなど信用が重要なサービス)を利用する際にも、何らかのデメリットが生じる可能性は否定できません。

スコア後払いを滞納してしまったときの対処法

ここまでご説明してきたように、スコア後払いはどうやっても支払いから逃げ切ることはできません。

先延ばしすればするほど状況が深刻化していきますし、最悪の場合は裁判に発展して、結果的に銀行口座や給料を差し押さえられてしまいます。

「スコア後払いを滞納しているけれど、支払う意思はある」という方は、なるべく早めに対処することが大切です。

ここでは、スコア後払いの滞納時に取るべき正しい対処法をお伝えします。

まずはSCOREへ連絡して支払いの意思を伝える

スコア後払いを滞納している時、まず大事なのは「支払う意思を伝えること」です。

できれば滞納することが確定した時点で連絡を入れるのが、もっとも望ましいでしょう。

公式サイトの問い合わせフォームからも事情を説明できます。

この時、ただ「支払えない」と伝えるのではなく、どのような返済計画で支払うのかを説明することが大切です。

予定通りに支払えないことと、いつまでに支払うのかを伝えた上で、その日までにお金を工面してください。

すでに督促が始まっている場合も、まずは電話に出る、折り返し電話をかけるなどして対応しましょう。大事なのは誠意を見せることです。

連絡を無視して逃げ続けるのがもっとも心証が悪くなる行為ですので、まずは一言連絡を入れましょう。

クレカや後払いアプリの現金化を検討

「払う意思はあっても、手持ちがないので支払えない…」という方は、現金を作るのが先決です。

今すぐ現金を手に入れる方法としては、「クレジットカード・後払いアプリ・キャリア決済の現金化」があります。

―	クレジットカード	後払いアプリ	キャリア決済
現金化に使えるもの	ショッピング枠のあるクレジットカード	・Paidy ・バンドルカード ・Kyash ・B/43(ビーヨンサン) などの後払いアプリ	・ドコモ ・au ・ソフトバンク ・UQ Mobile などのキャリア決済
換金率	70～90%
上限額	ショッピング枠の金額による	最大50,000円前後	最大10万円前後

クレジットカードの現金化とは、クレカのショッピング枠を使って現金を得る方法です。

現金化の専門業者に依頼し、指示された商品をクレジットカード決済で購入するだけで、手数料を差し引いた金額が最短即日に振り込まれます。

後払いアプリとキャリア決済の現金化もほぼ同じで、与えられた利用枠を使って買い物するだけでOK。

優良業者を選べば利用金額の80～90%の現金を手にできますし、Web完結でスピーディに現金化できるので、今すぐスコア後払いの滞納分を支払いたい方にはおすすめです。

クレジットカード・後払いアプリの現金化におすすめの業者

クレジットカードや後払いアプリの現金化で重要なのは、優良な業者を選ぶことです。

ここでは、当サイトがおすすめする優良現金化業者の3社をご紹介します。

詳細をそれぞれの公式サイトで確認して、自分に合ったサービスを選んでください。

スコア後払いが現金化できる優良業者を紹介

先ほど後払いアプリの現金化についてお伝えしましが、実はスコア後払いでも専門業者を利用すれば現金が作れます。

スコア後払いで現金化したい方は以下の専門業者がおすすめです。

 

スコア後払いの支払いに関するよくある疑問

スコア後払いに関するFAQをまとめてみました。

気になる疑問があれば、ここで解決してくださいね！

スコア後払いの代金はどうやって支払うの？

スコア後払いには、大きく分けて2通りの支払い方法があります。

コンビニ払いは、全国56,000店以上のコンビニ店舗から支払いできる方法です。

セブンイレブンやローソン、ファミリーマートといった大手はもちろんのこと、ポプラやくらしハウスなどの地域密着型のコンビニでも支払えます。

アプリ払いは、「LINEPay請求書支払い」「楽天銀行コンビニ支払いサービス」「d払い」「FamiPay」が利用可能です。

送付された払込用紙をアプリで読み取って支払います。

請求書は商品とは別に、株式会社SCOREから自宅に郵送されますが、利用店舗によっては商品に同封されることもありますので、間違って捨ててしまわないようにご注意ください。

スコア後払いの支払い期限はいつまで？

スコア後払いの支払い期限は、「請求書発行から14日以内」です。

この期間内であれば、支払手数料無料で支払うことができます。

ここで注意したいのが、「商品到着後14日以内ではない」という点です。

たとえば商品が5月15日に届いても、請求書の発行日が5月13日になっていれば、支払い期限は5月27日ということになります。

後払いサービスによっては「商品到着後」としていることもあるため、間違いがないようにお気を付けください。

請求書に入金期限日が記載されていますので、手元に届いたら、まずはいつまでに入金しなくてはいけないのか確認しておき、スマートフォンなどのカレンダーやTO DOリストに追加しておきましょう。

スコア後払いの請求書は再発行できる？

スコア後払いの請求書(払込票)をなくした場合は、再発行が可能です。

公式サイトの「お問い合わせフォーム」から再発行できますので、早めに手続きしてください。

再発行にかかる費用はSCOREが負担してくれるため、手数料などはかかりません。

ただし、最初の払込用紙の支払い期限を過ぎて、2回目の払込用紙を発行する際は、請求金額に加え振込手数料(支払手数料)が必要となります。

コンビニによって手数料の金額が変わりますので、下記公式サイトをご参照ください。
参考：スコア後払いについて

滞納分を支払ったのにスコア後払いが使えない理由

スコア後払いの入金をSCORE側が確認できるのは、入金から1～3日後です。

そのため、延滞分を支払っても、すぐにスコア後払いの利用制限が解除されるわけではありません。

最低でも3日間はおいてから、再度ためしてみてください。

しばらく待ってみてもスコア後払いを利用できない場合は、単純に審査に落ちてしまっている可能性もあります。

特に滞納歴がある場合、その情報が参照されて審査落ちのリスクは上がる可能性が高いです。

スコア後払いでは審査に関する質問に対応していませんので、できるだけ間を空けてから再び申し込んでみるしかありません。

まとめ：スコア後払いの滞納はリスク大！

スコア後払いを滞納するとどうなるのかについて解説しました。

スコア後払いを滞納すると、段階を追って督促が来ます。

放置すればするほど、郵便物や電話などで家族バレするリスクも出てきますし、最終的には裁判になって給料を差し押さえられることもあるため、周りにも迷惑をかけてしまうことに…。

滞納することが決まったら、なるべく早くまずは支払いの意思を伝え、すぐの支払いが難しければ返済計画について相談することが大切です。

また、どうしても現金を用意するのが難しい場合は、クレジットカードや後払いアプリ、キャリア決済などを現金化する方法も検討してみてくださいね。