Amazonギフト券をはじめとしたギフト券売買プラットフォーム「ギフティッシュ(giftissue)」。
ギフト券買取業者とは一線を画すサイトで、注目を集めています。
一方で、「ギフティッシュは換金率が悪いと聞いたけど、実際はどうなの?」「個人間の取引でトラブルが怖い」など不安な声があるのも確かです。
そこでこの記事では、ギフティッシュの概要や特徴、取引方法やリスクについて詳しく解説しています。
この記事でわかるポイント
ギフティッシュってどんな会社?
項目 | 内容 |
会社所在地 | 〒163-0532 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32階 |
営業時間 | 年中無休 |
電話番号 | 記載なし |
運営会社 | 株式会社DAYNEEDS |
代表者名 | 齋藤 翔平 |
設立年 | 記載なし |
古物商許可証 | 東京都公安委員会 第 305491408223 号 |
出品手数料 | 2.0~2.9% |
換金率 | 主な取扱いブランドの換金率は以下の通りです。(2025年2
月24日時点)
その他取扱カード有。 |
入金までの時間 | 原則申請日の翌日より3日以内 |
買取しているギフトカードの種類 |
他全30種取扱 |
ギフティッシュは、Amazonギフト券を始めとして全30種類のギフト券売買を仲介する、ギフト券売買プラットフォームです。
最大の特徴は換金率を自身で設定できるため、相場より高い換金率になる可能性があること。
一方で、ギフト券買取業者と比べると入金まで時間がかかる傾向にあることがデメリットです。
「今すぐ現金が欲しい」という人には少しばかり利用しにくい業者と言えるでしょう。
ギフティッシュで取引可能なギフト券まとめ
次に、ギフティッシュで取引可能なギフトカードと手数料を確認してみましょう。
主要な取扱ギフトカードと手数料は以下の通りとなっています。
【手数料率 2.0%】 |
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【手数料率 2.9%】 |
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AmazonギフトやAppleギフトカード、Google Playカード以外のものは全て2.9%の手数料となっています。
そのほかの取扱券種は「販売の手順」ページに掲載されていますので、お持ちのギフト券と照らし合わせてみてくださいね。
ギフティッシュの3つの特徴
ギフト券売買仲介サイトのギフティッシュ(Giftissue)は、「ギフト券売買プラットフォーム」であり、一般的なギフト券買取業者とは少し特徴が異なります。
ここではそんなギフティッシュ(Giftissue)の特徴を、以下の3つの点から見ていきましょう。
①対応ギフト券の種類が多い!
1つ目の特徴は取引できるギフト券の種類が多いことです。
ギフティッシュは、ギフト券および株主優待券全30種類に対応しています。
Amazonギフト券、iTunesギフトカード、GooglePlayギフトカードなどメジャーなギフト券はもちろん、ANA株主優待券など珍しいものまで取引可能です。
通常の買取業者だと取り扱わないような券種も取引できるのは、ギフティッシュならではの特徴と言えるでしょう。
②本人確認書類は原則不要!
2つ目の特徴は本人確認書類の提出が原則不要な点です。
ギフティッシュのアカウント登録に必要なのは、メールアドレスや氏名など最低限の情報だけ。
そのため、クレジットカードの情報まで入力する必要のある現金化業者などと違って気軽に利用することが出来るのです。
なお、登録はFacebook、Googleアカウントとの連携でも登録可能です。
ただし、登録口座が本人名義でない場合や日本国外からの取引、その他利用状況によっては本人確認資料の提出を求められるケースもあるようです。
③返金補償制度あり!
3つ目の特徴は返金補償制度がある点です。
返金補償制度とは、購入したギフト券が不正入手されたものだと明らかになった場合、返金してもらえる制度のこと。
ギフト券の購入から30日以内であれば、券種にかかわらず調査の対象となります。
ただし、この制度はあくまでギフト券がロックされた場合に限るもの。
キャンセルや保留、無効化の状態は補償してもらえないため、実際には利用できないギフト券であっても返金を受けられないケースがある点には注意しましょう。
ギフティッシュでギフト券を買う時の流れ
次にギフト券を買う場合の利用方法について、詳しく見ていきましょう。
1.アカウント作成
ギフト券を購入する場合、まずはアカウントを作成します。
アカウント登録は以下の項目を入力するだけなので、簡単です。
- 姓名
- ふりがな
- 生年月日
- メールアドレス
- 秘密の質問/回答
- お知らせメールの配信希望有無
- 利用規約への同意
手続きを行うと、登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、そのまま手続きに進みましょう。
その後、携帯電話番号の登録、SMS認証を終えるとアカウントが登録されます。
2.入金
アカウントに登録できたら、ギフト券を購入するためにアカウントに残高をチャージする必要があります。
チャージ方法は銀行振込のみです。
クレジットカードなどではチャージできません。
まずは希望する入金内容を「残高追加」画面から入力します。
その後指定された口座へ振り込むことで、原則24時間以内にアカウント残高がチャージされます。
なお、営業時間外の振込の場合は翌営業日以降の反映となることがあるため、注意してください。
3.ギフト券を購入
残高がチャージできたら、ギフト券を購入しましょう。
購入したいギフト券を「ギフト券購入」ページから探し、カートに追加します。
その後、買い物かごページからカート内の商品を確認し、注文するボタンを押せば購入は完了です。
なお、事前に設定しておけば、ギフト券の一覧から購入ボタンを押すだけで買える「クイック購入」の機能も利用できます。
4.ギフト券番号を登録
ギフト券を購入すると、すぐにギフト券番号などの情報がメールで届きます。
ギフト券番号はすぐにご自身のアカウントで登録し、有効確認を行いましょう。
確認手続きをせず購入後30分を経過してしまうと返金補償の対象外となるため、忘れずに行ってくださいね。
5.無効な場合は返金される
購入したギフト券が無効だった場合、購入履歴から「無効報告」を行ってください。
「無効報告」をするとギフティッシュが調査を行い、無効ギフト券であると判明したら、判明後3営業日以内に購入代金が返金されます。
なお、返金補償については「ロック」の状態にあるもののみが対象となっており、キャンセルや保留、無効化の状態は補償の対象外です。
ギフティッシュでギフト券を売る時の流れ
次にギフト券を売る場合の利用方法についてもじっくり見ていきましょう。
1.アカウント作成~ギフト券出品
ギフト券を売る場合も、購入する場合と同様、アカウント登録を行います。
アカウント登録が完了したら、売りたいギフト券の情報を入力し出品します。
出品したいギフト券が取り扱われていない場合は、お問い合わせフォームから相談してみて下さい。
券種によっては個別に対応して貰える可能性がありますよ。
出品の際には、以下の情報を入力します。
- ギフト券の種類
- 額面
- 番号
- 有効期限
- 販売率
登録後、ギフティッシュにて審査が行われ、入力内容に問題がなければ販売が開始されます。
なお、販売率とは額面に対する販売額のことです。
たとえば、額面1万円のギフト券で販売率を90%とした場合、販売価格は9,000円となります。
2.取引成立→販売益確定!
出品したギフト券に問題がない場合、購入した人が有効性を確認した時点もしくは販売から約30分後に正式な取引が成立し、販売益が自分のアカウントに追加されます。
取引成立時点で一定の手数料が発生するため、販売益に追加されるのは、販売価格から手数料分を差し引いた金額となります。
額面1万円のギフト券で販売率を90%で販売、手数料が2%の場合を例にしてみましょう。
この場合、販売益として残高に追加されるのは、販売価格9,000円から手数料の200円(額面1万円✕2%)を差し引いた8,800円です。
なお、手数料は販売時点の手数料率が適用され、小数点以下は切り上げとなります。
3.出金申請
販売益がアカウントに反映されたら、出金申請が可能です。
出金申請のさいは、アカウントサービスの「残高引出」から振込先口座を指定します。
引出しには一律440円の手数料がかかるため、注意しましょう。
振込は営業時間中であれば、申請後2~4時間程度で振り込まれますが、原則的には申請日の翌日より最大3日以内となっているため、予想より時間が掛かる場合もあります。
また、アカウントの利用者名と指定口座名義が相違している場合は、正しく情報を入力していても出金することができません。
上記のような場合やその他利用状況によっては本人確認書類の提出が必要なこともあります。
万が一求められた時には、素早く対応するようにしましょう。
もし売却時にエラーが出たらどうする?
販売したギフト券がエラーで使えないと判明した場合、ギフティッシュによる調査が行われます。
調査の結果、無効だと判明すれば購入代金は販売者へ返金され、販売益の残高は追加されません。
ギフティッシュと他の売買サイトを比較!
次にギフティッシュと同様に、ギフト券の売買プラットフォームとして人気の「アマテン」「ベテルギフト」の2社とサービス内容について比較してみました。
ギフト券売買サイト比較表
ギフティッシュ | アマテン | ベテルギフト | |
売買できるギフト券の種類の数 | 30種類 | 28種類 | 31種類 |
独自の取扱ギフト券 |
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出品数 | 1,141件 | 3,856点 | 623件 |
出品手数料 | 2.0~2.9% | 1.99~2.99% | 1.9~2.9% |
本人確認の要・不要 | 不要 | 要 (10,000円以上のチャージ、ギフト券の出品時) |
要 |
取り扱っている種類の数は、どの売買サイトも30種類前後と大きな差はありません。
サイト毎に独自で取り扱っている券種が異なっており、出品手数料も大差はないため、売却したいギフト券に合わせて利用すると良いでしょう。
ギフティッシュの特徴は本人確認が不要である点です。
「個人情報を渡すのは不安」「面倒だし手軽に売買したい」という方にはギフティッシュがオススメです。
ギフティッシュは違法?利用にリスクは?
ギフト券の売買自体違法ではありませんが、Amazonでは売買サイトでのギフト券の取引を認めていません。
購入したAmazonギフト券が無効化されてしまうリスクもあることは、理解しておく必要があるでしょう。
ただ、これはギフティッシュに限ったものではなく、すべてのギフト券売買サイトに共通するリスクです。
ギフティッシュでは「出品者実績」(販売数に対する取引成立の確率)を公開しています。
リスクを避けるには、できるだけ出品者実績の数字が良い出品者から購入するなどの工夫をすると良いでしょう。
アマギフを売るなら買取サイトの方が安心!
ギフティッシュをはじめとした売買サイトでの取引は、自分で買取率を設定できるため、うまくいけば、高い買取率で換金することも可能です。
一方で、個人間での取引のため、以下のようなデメリットやリスクがあるのも確かです。
- 出品作業・購入者とのやり取り・出金申請など手続きが面倒
- 取引成立までどれくらい掛かるかわからない、取引成立しない可能性もある
- 出金申請から振込までに数時間~数日かかる
- 購入者とのトラブルが発生する可能性もある
- Amazonなどに無効化され、売上が0になる
リスクを避け確実に換金するのであれば、初めからギフト券買取サイトを利用するのがオススメです。
買取サイトであれば、
- 売却に関する手続きが簡単
- 最短1時間以内で振込が完了する
- 買取のプロに買い取ってもらえるので安心
などさまざまなメリットがあります。
いくら高い買取率が設定できるといっても、取引が成立しなければ意味がありません。
また取引が成立したとしても、トラブルで換金できない可能性があるのは事実。
最近では高い買取率を提示するところも多いため、換金する金額が大きい場合は特に買取サイトの利用をおすすめします。
ギフティッシュに関するよくある質問
最後にギフティッシュに関する質問について、回答していきます。
Q1.出品できないギフト券は?
出品できないギフト券は以下の通りです。
- ギフト券番号が「AQ」、「WA」から始まるAmazonギフト
- Webmoneyプリペイドカード/WebmoneyプリペイドカードLite
- au WALLETプリペイドカード
- 特定加盟店専用のWebmoneyギフトカード
- プレイステーションプラスカード
- nanacoギフトomni7
Q2.ギフティッシュの支払い方法は?
ギフティッシュの支払い方法は口座振込のみです。
クレジットカードなど他の支払い方法は使用不可となります。
Q3.iTunesカードも売買できる?
iTunesカード(現在の名称はAppleギフトカード)の売買も可能です。
取引も活発に行われていますよ。
Q4.ギフティッシュで返金されない
ギフティッシュの返金補償制度の対象となるのは、Amazonoの場合、ギフト券のアカウント登録をした際に「ロックされました」と表示された場合のみです。
「無効化」「キャンセル」「保留」の場合は補償の対象とはならないようです。
その他のギフト券の場合も不正入手と明らかになった場合のみが返金対象となります。
Q5.集団訴訟されてるって本当?
Amazonでのギフト券無効化が多発していることから、ギフティッシュに限らずAmazonギフトの売買サイトに対して、集団訴訟の動きがあるのは確かです。
2025年時点では、実際に訴訟が行われたわけではなく、Amazonにギフト券を無効化された人たちが結束を呼びかけている段階のようです。
訴訟を検討している人のコメントを見ると、購入したAmazonギフト券が無効化され利用できなかったというケースが多く発生しており、取引に一定のリスクがある点は注意が必要と思われます。
Q6.出品中のギフト券が売れたら電話で知らせしてもらえる?
ギフティッシュに出品したギフト券が売れたら、すべてメールで知らせがきます。
メールだと見落としてしまうので、電話で連絡してほしいと考える方もいるかもしれませんが、対応していません。
ギフティッシュはメール通知のみのため、ギフト券を出品したら定期的にメールを確認しておくようにしましょう。
まとめ:ギフティッシュは没収リスクを理解して利用しよう
この記事では、ギフト券の売買サイト大手「ギフティッシュ」について、概要や特徴、取引方法、取引のリスクなどについて詳しく解説しました。
ギフティッシュは、さまざまなギフト券を手軽に売買できるギフト券売買プラットフォームです。
販売率を自身で設定できることから、うまく行けば相場よりも高く換金できる可能性があります。
一方で、Amazonギフト券のように無効化され売却益が0になってしまう没収リスクがあるのも確かです。
こういったリスクを避ける意味でも、ギフト券を換金するなら買取サイトでプロに買い取ってもらうことをオススメします。
買取サイトでも十分に高い買取率が設定されていますし、なによりプロが買い取ってくれるのでリスクもなく、安心ですよ。